雨ニモ負ケテ風ニモ負ケル -2ページ目

雨ニモ負ケテ風ニモ負ケル

でも晴れた日には歩きたい

近所にオリジナル楽器を売っている楽器屋がある。
ちょっと入りにくい雰囲気なんだけど、
年末にふとひやかしに入ってみた。

どんな楽器があるかというと、
メロンやアタックの箱をくりぬいて弦をはったような楽器とか、
ギターと琵琶の真ん中みたいな楽器とか。

店長にこれはどんな楽器なんですか?
と聴けば店長が喜んで実際に演奏してくれる。
「祇園精舎の鐘の声~」
なんていいながらエレキギタ琵琶みたいな楽器を
ギャインギャイン奏でてくれる。
琵琶法師の語りなんて聞いたことないけど、
不思議とそれっぽいのだ。
それっぽいとしか言えないけど、それっぽいのだ。
ケヴィン・シールズあたりに聞かせたら発狂するんじゃないかな。

琵琶の尻にグルグルまわす取っ手みたいの
をつけた楽器について尋ねたら
「これは君が死んだときに使うんだよ。」
といってそれをグルグルまわしながら見事なお経を読んでくれた。
おなかにオルゴールみたいなのが入っていて弦をはじくらしい。
おまけに木魚と鐘もついてる。
それも不思議と「それ」っぽくて。
普通、お経に伴奏なんてないんだけど、
とにかくお経にマッチしてるわけ。
なんだかすごい前向きに死にたくなってくるじゃないか。

その店長は還暦は越えてるであろうけっこうな歳
だったけど、目が輝いていた。
自分にとって何が価値があるか
わかっている人は幸せだと思った。

会社の帰りに下高井戸シネマでレイトショーを見てきました。
見たのは二本立てで「白い馬」と「赤い風船」。
どちらも50年以上前の短編映画の再放映らしい。

白い馬は少年と野生の馬の交流の話。
赤い風船は風船を拾った少年に起こった不思議な話。

どちらもなんともいえないすがすがしい映画でした。
特に赤い風船のラストの風船が空に舞うシーンは本当に鮮やかだった。
心が震えました。上映期間いっぱいまで何度でもみたい。

映画好きな人はぜひみてください!映画好きでない人もぜひ。


会社の同期におもしろい奴がいる。
なかなか頭が切れて問題解決能力があるんだけど、
育ちと学歴はあまりよくない。

最近、そいつと読書感想文のくだらなさでえらく意気投合した。
以下、いかにくだらないか説明。

基本的に読書感想文の結論は三つだけだ。

・感動しました。僕も~(主人公)みたいになりたいと思いました。
・この本に出会って、今までと考え方が変わりました。
・悲惨な戦争を二度と繰り返してはいけないと思いました。
(戦前はこれが「お国のために戦って死にたいと思いました」になっただろう)

後は帯と「おわりに」から適当に引用して中身を埋めるだけ。
たまに親が気合を入れて書いて、子供が賞をもらったりもするが、
書いてることは上の三つに化粧したようなものだ。

読書感想文では子供の正直な感想はたいてい評価されない。
例えば
・つまらなすぎて、読むのも苦痛だった。時間の無駄だった。
・作者はこう言ってるが、間違ってる。自分はこう思う。
・~ページの挿絵が好きだ。
・零戦にのってみたいと思った
こんなことを書いたら、おそらく感想文の評価を下げられるだろう。
ひどいと国語の成績が下がったり、
内申書に反抗的だとか極端な思想を持っていると書かれるかも知れない。

つまらない課題図書を読ませて、大人の期待通りの感想文を
書かせたら子供は本が嫌いになってしまう。
人に合わせるだけで、自分の考えのない薄っぺらな人間が量産される。
読書感想文なんて、くだらない茶番は今すぐやめたほうがいい。

という結論にいたった。
でも今、保護者がこんなこと先生にいったら
「モンスターペアレント」にされるんだろうな。
ちなみにそいつは毎回「つまらなかった。糞だった。俺ならこう書いてやる。」
そんな具合に書いてたそうだ。そんなだから国語の成績は散々だったらしい。
だがそいつは本が好きでよく本を読むし、日本語能力もひくくない。
僕は毎年、十五少年漂流記の同じ感想文を提出してた。
国語の成績はとてもとてもよかった。残念ながら日本語能力は‥
感想文も世渡りの学習だと思えば意味あるかもね。
先日、ゴミ捨て場に捨てられていた
猫2匹を拾った。

まだ目のあかなくて、へその緒がついたまま。
生まれて数日しかたってない。
一日だけ、猫好きの友人にアドバイスしてもらいながら、
ミルクをあげたり、おしっこの世話をした。
ミーミーないてかわいかったあ。

翌日、平日は世話できないので、
動物病院に預たら、翌々日には欲しいと
いう人が現われ、二匹を連れて行った。
その数日後には二匹とも具合が悪くなり
虹の橋を渡っていった。

普通、目の開かないうちは育てるのが難しいから、
まず里親には出さないそうです。
獣医さんは僕が飼えないとわかってたから、
売れ残る前に渡してしまったんだと思う。
飼えないのならはじめから、拾うんじゃなかったか。
いまさら反省しても猫は帰ってこない。












なんとなんと、あの
my bloody valentine
が復活するそうです!!

16年ぶりの活動再開かぁ‥。
もう二度と再開はないと思ってたから
すごくうれしい。

マイブラはアイルランドのシューゲイザーバンドで
轟音の中のささやき声がさいっこうに気持ちいいのだ。
空から夢が降ってくるような感じ。
僕はドラッグはやらないけど、
下手なドラッグよりは確実に気持ちいいです。

↓swallow
http://jp.youtube.com/watch?v=NIdyC9W9Cvc

↓when you sleep
http://jp.youtube.com/watch?v=tFBlNycnSCY  

全然、話は変わるのだけど、
最近、ヒロインが病気で亡くなる
映画やドラマが多すぎると思います。
今日も、たまたまwowowでやってた
映画を見たんだけれど、
案の定、宮崎あおいちゃんが
亡くなりました。

ヒット作がでれば二番煎じが
でるのは世の常だけれど、
三番煎じ、四番煎じが
あまりにも多すぎます。
最後にヒロインが死なないと
映画として幕を引けないのかなぁ。